●製造業の現場。
自分がこの東洋裁断で最初に働きだしたのは高校1年生
から2年生になる時の春休みのアルバイトでした。仕事の内容は
現場でみんなのお手伝い?属に言う下手間さんです。
主となる人の助け役みたいな感じです。1人で作業するよりも
2人でする方が早くできる作業を手伝ってました。
仕事って大変やなーって思いましたね。初めて働いた日は家に
帰ってすぐに寝た記憶があります。単純な作業なのですが疲れたんかな。
そんな日々を送る中アルバイトながらも東洋裁断の現場に疑問を
思う事がありました。何でなん?と思いながらも自分の中だけにしていました。
大学卒業後ここに就職し、自分の中でおかしいと思う事(改善した方がイイと
思う事ですね)に色々取り組んできました。
ある日ですね、もっと他の所も知りたくなって。他と言うのは自分達の取引
先のメーカーさんですね。メーカーさんの仕事の具体的な内容や靴作りの1部分に
携わってるにも関わらず、靴がどうやって出来てるのかも知らなくてね。
それで東洋裁断は少し置いといて東京の会社(メーカー)に行ったんです。
最初は仕上げと言うラインにいました。靴が出来上がった物の最後の最後。
糊とったりギンペンついてたらとったり、簡単に言うと
そのままお客様に渡せる様に綺麗に箱詰めまでするまでの作業です。
出来上がった物見ても自分はどんな風にできてるのか分からなくてね。
おまけに営業にも行ってました。ありえないでしょ?何にも靴分かってないのにね。
それで修理のラインを工場長とあともう1人の兄ちゃんと一緒にさしてもらいました。
本当色々経験できるラインでイイ勉強さしてもらいました。修理もずっとある物でもないので
ない時は人手の足らないラインにいれさしてもらい、ここでもイイ経験さしてもらいましたね。
この会社に来てすごく実感した事は現場ってすごい大事やなって思いました。
ここの会社も年配者メインの会社で、何かみんなが点で中々線につなぐのにスムーズ
に行ってなかった様な気がします。
1度、その会社で経営者の方にみんなが思ってる事などを自分が代表して言いに行った事が
あります。その時に言われた事が「お前が中心で世の中は動いてないんだぜ!」
と言われてね。。。。(笑)
まさかそんな事が言われるとは思ってなくて、正直呆れました。
その経営者はお昼の2時ぐらいに会社にやってきて事務所から現場が見渡される
んですが、そこから何分か眺めるのみでまたどこか行ってましたね。
あっちこっち営業に行ってるみたいですが、会社のみんなが文句ばっか言ってました。
自分は少しぐらい現場の気持ちが分かってくれたらいいなっと思って
言っただけなんですけどね。全然自分みたいな若造の言う事を実行してくれなども思って
なかったし。今となれば聞いてくれただけでもラッキーかな?
ちょっと話し飛びますが神戸に帰ってきて、親父から自分へと代変わりを今年したんです。
自分で3代目なんですが、恥ずかしい話し祖父母が使ってた職人がまだ頑張ってます。
まだとか言うと失礼なんですけど、すいません。
前にも書いたのですが、自分が今1番重要に人材の育成(若手の技術の向上)です。
はっきり言って昔の職人と呼ばれる方はいい仕事はしてると思います。でも
ちょっと頭おかしいと言うかイッてる所あります(苦笑)
なんでか分からないけど頑固でね、これが難儀です。
これからは若者の時代とか思う気持ちがあれば、もうちょっと変わるんじゃない?
って思うんですけどね。ちょっと愚痴になってしまうんでやめましょう。
自分は今働いてる若い衆には、みんなでいい物って言う気持ちの部分は理解していると
信じています。だからか自分勝手してた者もしなくなりました。これは嬉しい
事です、彼の成長ですからね。なんでも横着したら駄目ですね。
少しづつ一歩一歩ですね。長い戦になるかな?
こんな事も現場でみんなといるから分かる事で、納品や仕事取りに
ばっかり行ってたら分からない事です。
あれもこれも必要だけど何事にも必ず1番大事な物があるはずで、
自分の中では現場です。みんな1番大事な物は他の物以上に大事にするでしょ?
身につける物でも汚したくないし手入れもしますよね?
現場は物ではないですが、全然まだまだ無限の可能性を秘めたモノです。
みんなで無限の可能性にこれからも挑戦し続けたいですね。